第7番札所 光明山 十楽寺 蓮華院
こうみょうざん じゅうらくじ れんげいん
JR板野駅からバス 鍛冶屋原行 鍛冶屋原下車 徒歩20分 | |
御詠歌 | 人間の八苦を早く離れなば到らん方は九品十楽 |
住所 | 島県阿波市高尾字法教田58 |
TEL | 088-695-2150 |
HP | |
宗派 | 高野山真言宗 |
開基 |
弘法大師 |
宿坊 | あり(要予約) |
駐車場 | 内まで徒歩1分 |
土成町役場 電話088-695-2311 | |
http://www.onmap.co.jp/main/c/l/a-3096/ |
十の喜びを得られるようにとの願いがこもった「十楽寺」。
寺号を命名したのは弘法大師で、人間が持つ八つの苦しみ、生・老・病・死・愛別離苦 (愛する者といずれ別れなければならない苦しみ)、求不得苦(求めるものが得られない苦しみ)を阿弥陀如来の慈悲によって克服し、十の光明に輝く楽しみを得られるようにという 願いを寺名に込めたそう。
本尊は阿弥陀如来で、この地に滞在中の大師が阿弥陀如来を感得し、自ら像を刻んで開基したという。
阿波北部では最大の寺として栄え、この辺りからは平安時代からの瓦が出土している。しかし、その後長宗我部軍の兵火に遭い焼失。 寺は江戸期に入って現在の場所へ移転。その後再建などが繰り返されたが、幸いにも本尊は焼失せず、創建時より伝わるものを現在でも安置している。
朱色と白のコントラストが美しい中国風の鐘楼門は十楽寺のシンボルとしても知られている。
上層が朱塗り、下層が漆喰になっており、エキゾチックな雰囲気が緑の背景に映える。
鐘楼門をくぐってすぐのところに奉られている「水子地蔵」。他の寺にも水子地蔵はよく祀られているが、 なんとていってもここは、登り坂になっている場所に沿って約70体の水子地蔵が並んでいて、その姿は圧巻。
心の闇(苦悩)からの解放という意味が込められている山号通り、 多くの人々に光明をもたらしてくれると伝えられている「地蔵尊」。
昔から眼病や盲目に霊験があると伝えられ、 お地蔵様の前では熱心に祈る人の姿がよく見られる。
寺宝として真田幸村の茶釜がある。
このお寺の周辺は、藍染めと阿波和三盆の産地です。
本尊 | ||
阿弥陀如来 | ||
真言 | ||
おん あみりた ていせい からうん | ||
07十楽寺の山門 |
ぼけ封じ
この寺の先代住職は、ぼけ封じの法話でも有名な人で、「ぼけない音頭」や六ヵ条からなる「ぼけたらあかん長生きしなはれ」などを創作し、おもしろおかしくぼけ防止の取り組み方を説いていた。
納経所には「ぼけない音頭」や六ヵ条からなる「ぼけたらあかん長生きしなはれ」の印刷物の配布もされている。ちなみに、「ぼけない音頭」の第一番は… 唄やおどりをならう人、友達いる人ぼけません、いつも気持ちの若い人、人に感謝のできる人…を松の木小唄の節で歌う。
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