第16番札所 光耀山 観音寺 千手院
こうようざん かんおんじ せんじゅいん
JR府中駅から徒歩10分。 | |
御詠歌 | 忘れずも導きたまえ観音寺西方世界弥陀の浄土へ |
住所 | 徳島県徳島市国府町観音寺49-2 |
TEL | 088-642-2375 |
HP | |
宗派 | 高野山真言宗 |
開基 |
聖武天皇(勅願) |
宿坊 | なし |
駐車場 | 境内に隣接 |
徳島市 電話088-621-5232 | |
http://www.city.tokushima.tokushima.jp/ |
このあたりはかつての阿波国の中心地で、塀のかわりの寄進額を彫り込んだ石柱が見えてきたら「観音寺」。
境内はこぢんまりとしていて、鐘楼門を入ったすぐ目の前に本堂、その右手に大師堂、 本堂と大師堂の間に地蔵尊が祀られているのみ。寺の堂宇は江戸初期の建築様式の特徴が随所に見られる。
観音寺の歴史は古く、聖武天皇の勅願道場として天平13年(741)に創建された。
その後、弘仁7年(816)に弘法大師がこの地を訪れ、等身大の千手観世音菩薩を刻んで本尊として、両脇侍に不動明王と毘沙門天を安置した。
千手観世音菩薩は、千本の手を用いてさまざまな手段で万民を救済すること、不動明王には悪魔調伏、 毘沙門天には国家守護の意味がこめられている。
寺はその後長宗我部軍の兵火によって焼失したが、万治2年(1659)に再建されて現在に至る。
境内の地蔵像には、赤や白のよだれかけが何重にもかかっています。この地蔵像は「夜泣き地蔵」といわれ、赤ん坊の夜泣きや寝付きの悪いお年寄りにご利益があるとか。
また、周囲に住宅が多く、遍路はもとろん周辺住民の訪れも多い。
寺宝として、八十八ヵ所霊場の中でも唯一という光明真言の印判(お遍路が白装束の襟に押印するためのもの)がある。これは弘法大師の手跡をもとにしたという貴重なものです。
本尊 | ||
千手観世音菩薩 | ||
真言 | ||
おん ばざらたらま きりく そわか | ||
16観音寺の鐘楼門 |
千手観世音菩薩
干芋観世音菩薩は33に身を変えて人々を救うといわれる。
観世音菩薩には実に多くの種類があるが、この干手観 世音菩薩は一般に六観音(または七観音)のひとつ。六道の世界(地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人・天)では、干の慈悲の眼と手をそなえ、生あるすべての者を救うと説かれている。
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