第73番札所 我拝師山 出釈迦寺 求聞持院
がはいしざん しゅっしゃかじ ぐもんじいん
JR善通寺駅からバス 詫間、仁尾行 吉原下車 徒歩25分。 | |
御詠歌 | 迷いぬる六道衆生すくわんと導き山にいづる釈迦寺 |
住所 | 香川県善通寺市吉原町1091 |
TEL | 0877-63-0073 |
HP | |
宗派 | 真言宗御宝派 |
開基 |
弘法大師 |
宿坊 | なし |
駐車場 | 境内まで徒歩3分 |
善通寺市役所 電話0877-63-6315 | |
http://www.city.zentsuji.kagawa.jp/ |
曼荼羅寺を出てさらに山道を登ると、標高481mの我拝師山が間近に迫る「出釈迦寺」が見えてくる。
弘法大師は幼少の頃「真魚」という幼名で呼ばれていて、八葉蓮華の中に座って諸仏と共に話しをしている夢をよく見たといいます。
仏道に入って救世の大誓願を立て、倭斯濃山(わしのやま)と呼ばれていた我拝師山の山頂に登り、「自分は仏門に入り人々を救いたいと願っている。願い叶うなら、釈迦如来よ、現れたまえ、叶わぬのなら、命を捨てて我が身を諸仏に供養する」と頂上から谷底へ身を投げました。すると釈迦如来と天女が現れ、幼い大師を抱きとめました。感激した大師は、後に釈迦如来像を刻み本尊とし、山名も我拝師山に改めたといわれています。
この我拝師山の頂上に建つ場所が、捨身ヶ嶽(しゃしんがたけ)とよばれ、奥の院となり、旧暦の15日に奥の院縁日が住職と信者によって護摩焚きと法要が行われています。
本堂左手の石段を少し登った所に奥之院遙拝所があり、捨身ヶ嶽禅定に登れない人が参詣するところ。ここで念仏を唱えれば、捨身ヶ嶽禅定に登ったことと同じご利益が得られるとか。ここから捨身ヶ獄禅定の建物を仰ぎ見ることができる。また、その周辺には出釈迦寺の縁起にまつわる石碑や、虚空蔵菩薩堂もある。
奥の院から100mほど登った所に、石の護摩壇と稚児大師像が立っている。そこが大師が身を投げた岩場(行場)といわれている。
鎖を使って岩場を登れば、下は谷底。しかし、讃岐平野から瀬戸内海の島々まで見渡せる。
本尊 | ||
釈迦如来 | ||
真言 | ||
のうまく さんまんだ ぼだ なんばく | ||
73出釋寺の本堂と大師堂 |
子宝の三鈷の松
参道の山門手前に、葉が三本の珍しい松があり、この葉を身につけていると子宝に恵まれるといわれている。
また、捨身ヶ嶽奥の院への参道には「柳の清水」が今でも豊富に清水をたたえ、病に効くとされています。
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