第52番札所 瀧雲山 太山寺 護持院
りゅううんざん たいさんじ ごじいん
JR松山駅からバス 太山寺行 約6分。 | |
御詠歌 | 太山へ登れば汗の出けれど後の世思えば何の苦もなし |
住所 | 愛媛県松山市太山寺町1730 |
TEL | 089-978-0329 |
HP | |
宗派 | 真言宗智山派 |
開基 |
真野長者 |
宿坊 | なし |
駐車場 | 境内まで徒歩2分 |
松山市役所 電話089-948-6887 | |
http://www.info-matsuyama.lg.jp/ |
松山市の中心部を抜け、松山市の西方、標高171.8mの経ヶ森の中腹にあり寺全体が樹木におおわれているのが「太山寺」。
仁王門は三間一戸の八脚門。金剛力士像を安置した国の重要文化財だ。
用明天皇の時代(586~88)、九州は豊後国の真野長者が大阪に向かう途中の高浜沖で風雨に襲われた時、観音菩薩に祈って海難を逃れた。長者はその御礼として自国で木組みした建材を運び、山の中腹に観世音菩薩を拝する寺を建立したと伝えられている。
天平11年(739)には、聖武天皇の勅願で、行基が十一面観世音菩薩を刻んで本尊としました。
孝謙天皇の時代(749~758)には66坊が建ち、七堂伽藍を持つ立派な寺となったという。
天長年間(824~833)には弘法大師が巡錫され護摩供を修した。
後に寺は荒廃のするが、嘉元3年(1305)、伊予の豪族・河野氏によって再建された。現在の優雅な本堂はその時代のもので、県内最古の木造建築。
眼病に効能のある「一畑薬師堂」、「亀の石」という名の、昔の人が力比べに使った石。大中小の石があるというが、現在残っているのは「中」の石。村祭りの時に若者はこの石を運んで力自慢をしたという。
また、聖徳太子堂・夢殿には、法隆寺の夢殿にあるのと同じ聖徳太子像がお祀りされている。
本堂の左手奥にある真野長者堂は、太山寺の創建者とされる真野長者をおまつりし、毎年「真野長者祭」が行われている。
本尊 | ||
十一面観世音菩薩 | ||
真言 | ||
おん まか きゃろにきゃ そわか | ||
52太山寺の本堂 |
七堂伽藍
寺の宗派ごとに多少異なるが、一般的には塔、金堂、講堂、鐘楼、経蔵、食堂、僧坊の寺院の中で特に重要とされる七つの建物のこと。
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